老人ホームでの看取りの指針

特別養護老人ホームや有料老人ホームなどでは、看取り介護までケアをしてくれる施設が多くあります。
看取りとは、近々死に至ることが予測される状態である利用者に対し、その身体的苦痛や精神的苦痛、苦悩を出来る限り職員が緩和して、死に至るまでの期間を充実して納得して生き抜くことが出来るように援助することです。
利用者の食べたいものを提供したり、したいことをさせてあげるというような利用者の尊厳に配慮した介護を心をこめて行うことが必要です。老人ホームでは、主に居室にて看取りをすることになりますが、家族の写真を飾ってみたり好きな音楽をかけてみたり、スキンシップや声をかけること、バイタルサインのこまめなチェックや清潔への配慮など、その利用者の身になって介護をしていきます。



ご家族に対しても、職員に相談しやすいようにこちらから声をかけてみたり、希望や不安な点について真摯に対応すること、精神的負担への配慮が必要です。



ご家族が泊まりを希望される場合は、宿泊出来るように環境を整えることも出来ます。

大切な家族を失うことは、誰もが悲しくて苦しいことである気持ちを考えていけると良いでしょう。

また、日中も夜間も緊急時の連絡や対応のマニュアルを作成して、スムーズに連絡が出来るようにしておくようにします。



その場合、延命治療をするのか、苦痛緩和を優先させるのかという利用者本人やご家族の希望も、きちんと理解しておきましょう。

もちろん死後も、最後まで援助させていただくことが介護職員の努めです。